2007年9月4日火曜日

夕日を浴びる羊蹄山とニセコ



マウンテンサイドパレスのあるニセコ・ひらふでは、夕日はニセコアンヌプリの向こう側に沈みます。
その夕日に照らされて赤く染まる羊蹄山も素敵なのですが、札幌からの帰り道、中山峠で見たこんな光景も素敵です。
思わず車を頂上にある駐車スペースに入れ、撮りました。
午後5時頃だったでしょうか。
日が短くなったものです。

畑ではタマネギの収穫が行われています。
すっかり秋ですね。

2007年8月24日金曜日

温泉 雪秩父



なんだかんだと言っているうちに、もう北海道はすっかり秋の気配が感じられるようになってきました。
空が高いのです。
星空も透明度を増してきました。
夕方にはジャケットを羽織って外出です。

そんな晴天の元、友人の来訪に合わせて、ニセコエリアでは私のお薦めNo.1の温泉、雪秩父へ行ってきました。
ヒラフからニセコアンヌプリをぐるりと回り、昆布温泉を抜け、パノラマラインを登って少し走るとちょっと古めかしい建物が左手に現れます。その手前はチセヌプリスキー場。
その古めかしい2階建ての建物が雪秩父なのですが、その横に画像にある大湯沼があります。
昔は間欠泉で、時々お湯が噴き出していたそうですが、硫黄の採掘時にその間欠部分を壊してしまったとかで、現在は吹き出してはいません。

硫黄のにおいがかなりしますが、この沼のまわりには遊歩道もあり、ドライブの途中に寄るにもいいところです。
その大湯沼からお湯を引いているのが雪秩父。

この硫黄泉、一度入ったら3日くらいは硫黄パワーを実感できます。
とにかく暖まる。
湯船は鉱泉と硫黄泉の2種類あります。たぶん鉱泉は自分のところで掘ったのでしょうね。
内湯はとにかくうら寂しくて、正直、一瞬ここに来たのを後悔するほど。笑
でも、露天風呂に出るとそこは、思わず『すげっ!』と声に出してしまうほどの充実ぶりです。
特に女性の方には、硫黄を身体に塗れるような準備もされているようで、北海道の情報系番組でも“美人の湯”なんて紹介されているところです。

前回入りに行ったときには、北海道の山々をトレッキングしてあるいているというイギリス人が気持ちよさそうに入っていました。
今回は、大湯沼を散策に来た中国系の観光客の皆さんがこっちに向って手を振っていました。

ゆっくりゆっくり、とにかくゆっくりお風呂につかって、心も身体もリフレッシュ。

10月になると、ニセコは紅葉のシーズン。
ぜひまったりと温泉につかりながら、秋を感じてみてください。

2007年8月16日木曜日

【ショートストーリー】デジャビュ



そのコンドミニアムには、大人が4名入れる大きさのジャグジーバスがついていた。
ウォーターテラスと呼ばれる水を循環し優雅に排出する口からは、適温となったお湯が流れだし、浴槽に流れ落ちては小さな気泡を創り上げている。
コントロールパネルにはデジタルな中にも品を感じさせるクリアブルーのイルミネーション。
CDプレーヤーと、奥行きのある音を再現してくれるスピーカーも付き、ビールよりもむしろシャンパン、夏を謳歌するような明るい曲よりもボサノヴァやジャズが似合う大人の空間がそこにある。
リビングの横、大きなガラス越しに見えるその浴槽は、見ているだけで非日常のワクワク感が心にあふれ、思わず笑みがこぼれた。

『大切な休暇の過ごし方はこうじゃなきゃね』
僕は思わずそうつぶやき、僕の横に立つ彼女を見つめた。
よほど僕の顔が嬉しそうだったのだろう、彼女もつられて笑顔を創りながら『子供みたいよ』と言って人差し指で僕の頬をつついた。

今回の休日は、とにかく二人きりの時間を過ごしたいと思っていた。
誰にも、なんの都合にも束縛されない時間。
思い返せばこの数ヶ月間、お互いの忙しさにかまけてすれ違いばかりの日々だった。
毎日数度やりとりするメールと週に1度程度、寝る前に少しだけ話をする電話だけが二人の関係を繋ぎ止めていたと言っても過言ではなかった。

やっと久しぶりに持てた二人きりの時間は、仕事の連絡にも、施設都合の朝食時間やチェックアウト時間にすらも煩わされたくはないと僕は思っていた。
コンドミニアムならお洒落なフルサイズキッチンに調理器具、食器が完備されているから、自分たちで料理を作るも出来る。食べたいものを食べたい時間に、他の人やオープン時間なんてものに煩わされずに食べることが出来る。もちろん、彼女と一緒に料理を作るという、当たり前のことだが幸せあふれる時間を過ごすという目的も達成される。

さらに、今回手配したコンドミニアムがチェックアウト日16:00まで滞在可能というのも、そこを選んだ理由の大きな一つだった。最後まで宿泊先でのんびり過ごすも良し、少し出発を早めてもう少し遠くへ足を伸ばすも良しと、チェックアウト時間に縛られなければ、明日は明日の気分で行動できる。
宿泊先以外、これと言ったスケジュールを立てずに来た今回の旅行。普段はなかなか我が儘を聞いてあげられず、寂しい思いもさせているはずなのに愚痴一つこぼさない彼女。せめてこの二人でいられる時間くらいは彼女の気分に合わせて行動してあげたかった。

予め途中のスーパーで買い物してきた食材を、二人で冷蔵庫にしまってゆく。
今はそんなことすら楽しかった。

夕食はお互いが得意なものを作り合おうと約束していた。
白を基調としたキッチンのシンク~調理スペースとIHコンロはL字型で、二人で作業をしても全く狭くなく、僕は二人の心地よい距離感を感じながら料理を作っていく。フライパンで細かく刻んだタマネギをオリーブオイルで炒めながら、傍らで調理に専念している彼女の様子を窺う。必死さを照れ隠すように微笑みながら調理する彼女の横顔が愛おしかった。

僕が作ったのは、オニオンスープに、豚肉と白菜を蒸したもの。彼女は水餃子を作ってくれた。
『オニオンスープに水餃子かぁ・・・』
お互いに、ただ相手を喜ばせようとこっそり選んだメニューは、皮肉にも汁物の重複となり、オニオンスープは明日の朝食にということで落ち着いた。
二人では食べきれないほど作った料理をつまみながら、この日のために用意した赤ワインを飲んだ。
フルーティーな中にもしっかりとした重みがある、シャトー・ル・パンで使用した樽だけを使って醸造したワイン・・・。少しほろ酔い加減が心地よかった。

片付けもそこそこに、ソファーの上でじゃれ合い、お互いの温もりを再確認し、そしてキスをした。
『ジャグジー、入ろうか・・・』
僕の気持ちはベッドルームへと一瞬なびいたが、もっとせっかくの非日常を堪能したい、普段経験できないようなことを彼女と体験したいという気持ちが勝り、彼女をガラス越しに心地よい水音を立てているジャグジーへと促した。
彼女が服を脱ぎ、ガウンを身にまとっている間に、僕はCDとスパークリングワインのハーフボトルを用意した。
リビングの照明を消し、ジャグジールームの調節がきくダウンライトだけを申し訳程度につけた。
ウォーターテラスに灯されたライトが様々な色のグラデーションを織りなし変化してゆく。
BGMはSadeのバラードにした。

4名が腰掛けられるところは、それぞれシートと噴射口の形状が異なっている。
初めは、彼女を足の伸ばせ、全身にノズルからの気泡があたるポジションに導き、僕はその横のポジションに身を収めた。
ジェットが稼働しているとそれなりに音が出るが、スピーカーの音量も十分だし、なによりリモコンで音量調節や選曲が出来るので、自分のポジションをキープしたままコントロールが出来るのだ・・・
スパークリングワインは、グラスを持ち込まずに直接ボトルから飲み合った。
はじめは交互に、やがて互いに口移しで・・・
口移しの体勢がきつくなり、僕らは別のポジションに移動し、そのまま彼女は僕の膝の上に僕の方を向いて座った。
僕らは何度も唇を重ね合わせ、きつく抱きしめ合った。

彼女は何度かスパークリングワインのボトルを直接僕の口にあてがい飲ませようとしたが、角度が悪くワインが口に流れ込まない。
その度に彼女は“どうしたの?”と優しく問いかけるように首をかしげ、一度自らが含み熱い接吻とともに僕の中に流し込んだ。
浴槽の中で浮力がつき、ややアンバランスになっている彼女を自らの身体に密着させようと腕に力を入れながら、ふと水の中を見ると彼女の膝はシートの角に乗っていた。長いことその体勢では膝が痛くなるのではないかと思い、『大丈夫?横に座る?』と聞くと、彼女は首を横に振り『大丈夫。このままがいいでしょ?』と答えた。
その言葉は『私はあなたがいいと思ってくれれば、自分の辛さなんてなんとも思わないの』と僕の心に伝わる、慈愛に満ちたものだった。
僕はもっともっと彼女が愛おしくなり、彼女の膝の下に手を添え直接角にあたらないようにし、何度も何度も彼女の唇を求め続けた。

ジェットは20分で自動的にストップし、Sadeの優しくも甘く切ない歌声が突然に訪れた静寂の中でフューチャーされた。
曲が代わり、次の曲のイントロが流れると、彼女は『あ、この歌好きなの・・・』と言って、僕の方に顔を保たれかけながら、Sadeの歌に合わせて耳元で囁くように歌い始めた。

♪ Haunt Me In My Dreams
If You Please
Your Breath Is With Me Now And Always
It’s Like A Breeze…… ♪
“夢の中ではどうか離れないで
いつもあなたの息づかいを感じているの
まるでそよ風のようだわ・・・“

僕は彼女の重みと声の心地よさに瞳を閉じて、暫しその幸せに身をゆだねた。
口移しで僕に注がれたワインが身体を巡るのがわかる。
彼女の肩口に口吻しながら、彼女を心から求めている自分が嬉しかった・・・。

**********

ジワリとした暑さとメールの着信音で目を覚ました。
左肩を下にし、腕を伸ばし、不自然にベッドの端に身を寄せた寝姿は、あたかも今しがたまで誰かに腕枕をしていたかのような体勢だった。
起きあがろうとすると、よほど長くその体勢を保っていたのか、左肩がぎこちなく固着しており痛みが走った。
『夢だったのか・・・』
僕は思わずそれが現実でなかったことに対する落胆と、心が満たされるような夢を見たことに対する誰にともない照れ隠しとが混在した独り言を漏らした。
現実に戻った一人暮らしのこの空間に彼女はいない。
少しうめきながら左肩を動かし、枕元においてある携帯をとった。
メールの送り主は、もちろん彼女だった。
朝の挨拶と、今週末の旅行への期待と喜びを示す軽口・・・
僕は思わずにんまりとして、朝の挨拶と、今しがた見た夢の話を返信した。
その夢がデジャビュのように感じられ、左肩の痛みがそれを確信へと導いていた。
シャワーを浴びながら、週末に彼女と過ごす時間に思いをはせる。
スパークリングワインはフルではなく、ハーフにしよう・・・。
顔にかかるシャワーのお湯に、僕の中にワインを流し込んだ彼女の唇の感覚を感じ、思わず笑みがこぼれた。

2007年7月20日金曜日

只今、北海道はウニのシーズンです

すし居酒屋さかもと

時節はすっかり夏だというのに、どうも暑い日がありません。
窓を開け放していると肌寒さを覚えるくらいです。
でも食べ物、とりわけ海の幸は旬を迎えるとしっかり私たちを喜ばせてくれます。

私たちのエリアでは8月までウニの季節。
昨晩は海に関して独自のコネクションを持っている、
さかもとさんにおじゃますると、まずはとれたてで海水につけたままのウニが出てきました。
ミョウバンとか保存料にさらしていないので、形こそうまく整っていませんが、
これぞ天然・自然の味。
子供の頃に海水浴ついでに獲って石で砕いて食べたウニ。
生臭さなんて全くなく、ただひたすら指ですくいしゃぶったウニ。
まさにそれと同じ味のウニを堪能しました。

その後は出されるままに料理を堪能して、〆に鮨。
一日の終わりに、マッタリと素敵な時間と味覚を堪能しました。

2007年7月10日火曜日

ジャガイモの花が満開です

羊蹄山の周辺にはじゃがいも畑がいっぱいあります

今年はまだまだ本格的な夏は来ていない感じがします。
でも比較的夜と昼の寒暖の差が激しく、野菜やフルーツの糖度を上げるにはいい気候かもしれません。
今はドライブを楽しむとあちこちでこのような風景が楽しめます。
ジャガイモの品種によっても花の色が違って、それもまた楽しいですね。
新じゃがは8月から出荷開始。
地元の私たちにとっても待ち遠しいものです。笑

2007年7月3日火曜日

倶知安的音楽遊戯夜行

この夜は、ボサノバで・・・
倶知安市街地にあるテナントビルの2階にこぢんまりとしたジャズバーがあります。
その名は“Groove”。
そこでは1ヶ月に2回程度ライブが行われていて、
バーボンを飲みたくなり偶然訪れた私でしたが、
運良くこのライブを楽しむことが出来ました。
ライブに対する別料金がないというのはとにかく得した気分。
で、この夜はボサノバを堪能させてもらいました。
初めは Blanton ハイボールを飲んでいた私は、カウンター越しに Balvenie を見つけ、
急遽スコッチに進路変更。オンザロックでマッタリ飲みながらライブを聴いていました。

もうすぐ Kutchan Jazz Festival です。
北海道の片田舎で音楽三昧してみませんか?

2007年7月2日月曜日

ちょっとしたことで感じたニセコの大自然

子供の頃のあこがれ、ミヤマクワガタです。
先日、私も実行委員の一人としてお手伝いをさせてもらっている、モーグルとエアーの大会、ニセコフリースタイルセッションの会議を兼ねたバーベキューナイトでの出来事です。
お肉・野菜・特製鮭飯とビール・ワインに舌鼓を打っていたとき、突然スペシャルゲストの登場。
ミヤマクワガタ君(雄)
私が小学生だった頃、かれこれ30年も前には毎日誰か彼かが登校中につかまえては自慢げに教室に持ち込んでいたミヤマクワガタ。
頭が“ウルトラマンレオ”や当時ブームだったスーパーカーを彷彿とさせて、オオクワガタよりも個人的には好きでした。
当時の私の家は繁華街のど真ん中にあったため、市街地を抜ける登校ルートでクワガタは捕れず、毎朝嬉しさと誇らしさが同居したような態度・表情で捕まえたクワガタを持ってくる友人が羨ましくてしょうがありませんでした。
そんなミヤマクワガタ君と本当に何十年かぶりにご対面。
しばらく人間が遊んでもらい、かまい疲れたのでしょうかまた元気よく夜空の彼方へと去っていきました。
今の子供たちは、山の中でクワガタ取りに興じているのでしょうか?
あのむせ返るような木々や葉や土の香りを胸一杯に吸い込んで・・・
“あの頃”の自然が、まだニセコにはありますよ。

2007年6月8日金曜日

だんだん暖かくなってきました


ついこの間まで、夜にはまだストーブが恋しかったのですけれど・・・
今が1年の中で一番清々しい季節かもしれないですね。
昨日は雨が断続的に降っていましたが、今日は快晴。
今こちらはタケノコの季節なのですが、昨日の雨でだいぶ刺激されたのでしょうか、
今朝はかなり収穫できたようです。雨はついた虫も洗い流してくれるので、質量ともに申し分なかったでしょうね。
まさに雨後の竹の子・・・笑
そして周辺の木々もますます緑の深さを増したようです。
また夕方には自転車に乗ってみたいと思っています。

2007年5月15日火曜日

こんな文章書いてみました

とある国(と言っても文を読み進めればわかりますが、オーストラリアです。笑)に住んでいる日本人の方々が、その国の人々に向けて日本を紹介している冊子に寄稿すべくこんな文を書いてみました。
私が日本語で書き、先方で英訳してくれる。
『英語で450文字程度だから日本語にしたら2000文字程度』なんて気持ちで書いたら2400文字くらいになってしまい、挙げ句に“日本語で400文字程度”だったことが判明。
大幅に割愛・・・と言うよりも伝えたい内容だけとりあげ、全く別物の文章に早変わりしそうな予感・・・(^^;
と言うことで、ここにはノーカットで掲載しちゃいます。
くれぐれも、外国人向けの内容だと言うことをお忘れなく・・・

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日本の北の片田舎で昼からお酒をたしなむ方法
ニセコひらふスキー場に滞在し、グローサリーを買おうとした人、小樽や札幌へデイトリップに行こうとした人、ツアー会社が手配する送迎バスを使わずに自力でルスツリゾートへ滑りに行こうとした人、そしてもちろん最寄りの日本の田舎町を散策しようという好奇心に駆られた人ならば須く倶知安の市街地にその足を踏み入れたことがあるはずだ。

この町には寂れたとはいえ農業のような地場産業の他にも、まだ支庁も、自衛隊の駐屯地もあるため、近隣の町村よりは若干見栄えのする商業地区が存在する。

もちろん町の真ん中から15分も歩けばキタキツネに出会えるような田舎町。商業地区とは言ってもほんのわずかなエリアにさほど濃くない密度で様々な商店が集まり、おおよそ“商業”という言葉の持つイメージとはかけ離れた、平和で穏やかな時間が流れる地区である。

そこには観光地という意識が色濃くは反映されていないため、初めて足を踏み入れた人は少々とまどいを覚えるかもしれないほどそこで働く人々は素っ気なく、場合によっては商売をしているのか休業しているのか判断に苦しむ店舗も見受けられる。

しかし、ちょっとだけ勇気を持って挨拶をしたり、探している商品について尋ねてみたりしてみると、その素っ気のなさが単に人々のシャイさ故のことであると容易に理解できるであろう。道行く人々は素敵な笑みと片言の英語で挨拶を返してくれるし、店員はとても親身になってあなたの希望する商品を探そうとしてくれるはずだ。

そんな見かけと実際のギャップを理解し楽しむことが出来るようになったところで、もう一歩だけディープな部分、普段は観光客がめったに足を踏み入れることのない所を覗いてみようではないか。

バケーションと昼から飲むアルコール飲料が切っても切り離せないと言うことは、もはや世界のスタンダードと言っても過言ではあるまい。実際、スキー場内や界隈のレストランやカフェでは気軽にビールやワインをランチタイムから楽しむことが出来る。それらの店舗もそれが当たり前だと考えているし、メニューにも明示してある。

では、前出の市街地にある飲食店ではどうだろう。

寿司屋や蕎麦屋で昼からビールを飲むことは比較的容易だ。一部のお店ではまるで裏目ニューのように、わかっている人しか頼めなさげな雰囲気を漂わせているが、基本的にオーダーすれば何の障害もなく目の前に冷えたジョッキか、茶色のビンと小さなグラスが置かれるはずだ。特に蕎麦屋で蕎麦と一緒に日本酒をたしなむことは、通の証、高等芸の一種だ。オーダーするお客にもそれなりのレベルを求められるが、バッチリ決まれば店主も一目置く上客に早変わりだ。

しかしワインやカクテルとなると話は違うし、そもそも食事を主体とするお店ではなく、パブのような楽しみ方をする場所となると、とたんに話は行き詰まる。

『昼からビールが飲みたい・・・って言われても、そんな場所、倶知安になんかねぇ〜べや』とは、とある観光案内所を任されている人の悲鳴にもにた愚痴である。これだけ多くの外国人観光客が訪れるようになったにもかかわらず、翻って我が町を見つめてみれば、そのニーズに応えられる店舗・施設のなんと少ないことか・・・と。

では、本当に昼から“パブ的”にアルコールをたしなめる場所など倶知安にはないのだろうか。

もちろんありますとも。

私の知っているだけでも2軒はあるから、実際の所キチンとリサーチをすればあと数軒は増えそうだ。

ではどこにあるのか。

前出の市街地にはバーや居酒屋、寿司屋が集まり、夜ともなると各店舗のネオンや通を照らす街灯の明かりでボンヤリと浮かび上がる一角がある。JR倶知安駅を背にして2ブロックほど歩き、左手におれたあたりの一角がそれだ。主に夜の営業をメインとしているエリアだから、昼間の間は人通りもほとんどなく、一見営業している飲食店があるとは想像しがたい通だ。

その中に、明らかに寿司屋や蕎麦屋とは異なった趣の入口で、よく見ると『営業中』と日本語の小さな札を掲げているところがある。そうと知らなければ、日本人だって気軽には入ろうという気にならない入口だが、ここは世界一安全な国日本である、間違って入ったとしても誘拐されたり銃口を向けられるようなことにはならないのでご安心を。店舗の中は決して明るくはなく、場合によっては店主は店の奥にいて誰もいないかもしれない。しかし、店内にはジャズっぽい音楽が流れ、間違いなくカウンター越しの壁にしつらえられた棚には様々な酒類が置かれ、カウンターのサイドにはビアサーバーの存在が確認できるはずだ。

そんなお店を見つけたら、カウンターに座り少しゆっくりと、かつ明瞭にお目当てのものを注文しよう。
そして注文の品が運ばれてきたら、大げさなくらい満面の笑みで『ありがとう』と言ってみよう。
きっと店主は少しはにかみながら、しかし嬉しそうに『from Australia?』と尋ねてくるはずだ。

ここまで来たら、素敵な昼のひとときは約束されたも同然。ちょっとアンニュイな空間でたどたどしい英語とたどたどしい日本語でのやりとりを楽しんでみてほしい。

と、ここでそんな楽しい時間をより有意義なものにするマナーを少し。アルコールを楽しむ場所があるのは万国共通なれど、そのマナーは“郷に入っては郷に従え”。日本のことわざにある、『旅の恥はかきすて』なんてならぬよう、次にその場所を探し当てる御仁の為にもスノビッシュにお楽しみあれ。
○ ビール一杯で長時間粘らないこと。
○ 奇声や大声を出してはしゃがないこと。
○ ピーナッツのからや食べかすを散らかさないこと。
○ 営業時間を超えて居座らないこと。
○ 明朗会計でよろしく。

では、Have a nice holiday in Niseko!

2007年5月11日金曜日

夜空

札幌からの帰り道。
中山峠にさしかかったところで、
頭上に見事な星空が広がっていることに気がつき、
パーキングエリアに車を止め、しばし眺めていました。
月は山の向こうに隠れていて、山の稜線だけが月明かりに浮かび上がっています。
ただボーッと空を見上げ10分くらいが経過したでしょうか。
トラックが何台か私の背中越しに走り去っていく音にせかされ、
車を再び道に戻しました。

我が町に近づいてもその星空に雲がかかることはなく、
羊蹄山の横を走る長い直線の道で再び停車。
さすがに私が星空を眺めている間、横を通りすぎた車はありませんでした。

これからもっと暖かくなると、もっと長い間ボーッと星空を眺められます。
夜の一時、こんな時間の過ごし方はいかがですか?

2007年5月8日火曜日

ちょっとドライブ&温泉

支笏湖畔の露天風呂

ニセコの周辺にももちろんたくさんの名湯があるのですが、
今回はドライブを楽しみながら少しだけ離れた場所にある温泉に行ってきました。

今回行ったのは、支笏湖畔にある“いとう温泉”。
建物は決して新しくはなく(近い将来建て直すそうです)、
身体が洗えるカランがある内風呂と、単にお風呂があるだけの露天風呂は離れ、
一方から他方へ移動するには、一旦服を着なければいけないという、
決して便利ではない温泉なのですが、なんとも言えず“あずましい※”のです。
※「具合が良い」「すごく落ち着く」「居心地がいい」と言った意味の北海道の方言

まるで自宅にいるような、家族と過ごしているような落ち着き具合、スタッフの方々との距離感。
そして上の画像にあるような絶景。
露天は岩風呂で、決して熱くはないのですが、その分ゆっくりと浸かり続けることが出来、
ビールでもスポーツドリンクでも、もちろん北海道の美味しい水でも好きな飲み物を持ち込んで
ただひたすらまったりと過ごすことが出来ます。
私は、次回露天風呂に本を持ち込んでゆっくりと浸かりながら読書を楽しみたいと思っています。

マウンテンサイドパレスのあるニセコからは車で2時間程度。
山々を抜けいていくドライブウェイは、北海道気分満点です。
そして支笏湖畔から札幌へは1時間程度。(紅葉が綺麗な山道です)
ゆっくりと温泉に入った後は、札幌でグルメ三昧。

ドライブでの心地よい疲れに、温泉でのまったりとした時間、そして北の味覚で満腹満足。
GWの〆としては最高の一日でした。

2007年5月5日土曜日

ソメスサドル

ソメスサドル株式会社

ゴールデンウィーク初日、愛車を飛ばしちょっとロングドライブを楽しみソメスサドルを訪ねてみました。
宮内庁にも納めている馬具メーカーで、もちろん競馬界でも有名なジョッキーが愛用しています。
今回のお目当てはビジネスでも、プライベートでも使えるバッグ。
先日までは、とある雑誌の定期購読申し込みプレゼントの布製ビジネスバッグを気に入って使っていたのですが、
調子に乗っていろんなものを詰め込んでいたら、ファスナーのサイドからほつれて大きな穴が空いてしまい、
長く使えるキチンとしたものを購入しようと思ってのドライブです。

ソメスのある砂川は、札幌と旭川の間に位置しています。
見渡す限りのんびりした風景が広がって、まさに『北海道をドライブしているなぁ』という気分です。
高速を降り、10kmほど生活感のある道を走ると煉瓦造りの建物が見えてきます。
ここに付けた画像の看板と馬のオブジェが目印です。
なかなか雰囲気があります。
販売店舗スペースはなかなか雰囲気もよく、馬具から小物に至るまで様々なものがあります。
私も目移りしながらもお目当てのバッグを購入しました。

工場の見学もさせてくれるのかと思いきや、一般の人が入れるのはこのショップスペースのみ。
他の施設の見学ツアーみたいなものもあればもっと楽しめるのになぁ・・・と、そこだけはちょっと残念でした。

砂川には北海道スィーツでも有名な“北菓楼”の本店もあって、そこでケーキを購入。
天気の良さも相まって、満喫できた一日でした。

2007年5月1日火曜日

サイクリング


天気のいい日はサイクリング。
倶知安は市街地から10分も走ればこのようなのどかな風景が広がっています。




ニセコエリアに滞在すると、まず各アウトドアツアー会社が提供する体験メニューの豊富さに驚かれるかもしれません。
この時期ですと、春のラフティング。
雪解けの水が流れ込み、2m以上も増水した尻別川を2時間ほどかけて13km程度をゴムボートで下っていきます。
川の水は手足が痺れるほど冷たいのですが、この時期のラフティングは何度やってもやめられません!
GW期間中までは、しっかりスキー場もオープンしていますので、春スキー&ラフティングで心地よい汗をかいて、
暗くなる前に温泉にどっぷりとつかり、夜は北の味覚に舌鼓・・・なんてスケジュールが“典型的”な過ごし方かもしれませんね。
私もこのGW期間中にはラフティングを楽しんでこようと思っています。

でも、長期滞在となると、毎日遊びにお金をかけるのも辛いでしょうし、やはり多くの時間は自分のペースで過ごしたいもの。
そんなときは地域を自転車やウォーキングで散策するのもいいかもしれません。
車での移動では気がつかなかった草花や、この地域の風情が肌で感じられて、心の底からリラックス出来る気がします。
上の画像は、私がサイクリングを楽しんでいるときに撮ったものです。

天気が優れなければ、風や雨の音を感じながら読書や昼寝をするのも素敵ですね。
窓の外に広がるグレーな世界は、快晴の空の下で色鮮やかに輝くそれとはまた違った味わい深さがあって、長い時間眺めていても飽きないものです。(特にマウンテンサイドパレスからの眺めはね。笑)

今宵はドライブがてら、小樽で映画を観てくるとします。
では、皆さんも、Please enjoy your GW life!

2007年4月25日水曜日

Letter from Niseko

皆さんこんにちは。
ニセコ グランヒラフスキー場の麓でコンドミニアムを運営しております、
MSP manager こと脇山です。
このBlogでは主に、ニセコやその周辺、あるいは私の旅先でのレジャーや食等、
“遊び”や“暮らし”に関わるものについて紹介していきたいと思っております。

起承転結やおちはあまり意識せず、まったりと書いてみたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。